退院日が決まってから退院に至るまで(教育入院その9)

鬱と糖尿と仕事のトリレンマ(教育入院その8)」の続きです。療養記の目次はこちらから。

前回の記事が最も書きたかったところだったので,時系列的には3週間のうち1週間ぐらいなのだが,そろそろこの療養記の時系列編はおしまいにして,あとはトピック毎にいくつか補足を書くことにしたいと思う。

個室に入ってからの入院生活は快適だった。相変わらず眠れない日はあったものの,日中は仕事をすることができたし,食事の前の時間は何も手がつかず空腹との戦いだったが,何もしなくとも決まった時間に食事が出てくる生活は楽なものだ。

血糖値の値も比較的安定していて,正常値から正常高値と呼ばれる辺りを行き来していた。

一番左の「朝(食)前」がいわゆる空腹時血糖値と呼ばれる数字で,101から110が正常高値,80から100なら正常値という状態だ。後で聴いた話によると,入院当初から1週間ぐらいのところで膵臓の機能が回復しはじめたらしく,インスリンがちゃんとでるようになったらしい。

ちょうど2週間目ぐらいに父が遠方より来てくれた。おかげで観葉植物の水やりであるとか,郵便物の整理であるとか,その他日用品の入れ替えなどができて助かった。一人暮らしの入院は中々不便なことが多い。

教育入院は最初3週間から4週間の予定と言われていて,終わりがよくわからなかったので不安だった。2週間を経過したあたりで,そろそろ退院の日程を決めましょうという話が一番えらい主治医の先生からでて,まだ一個習ってない糖尿病教室があったので,その授業の翌日ということにした。水曜日に入院して3週後の水曜日に退院になったので,22日間の入院生活だったということになる。短く済んだので差額ベッド代が抑えられてほっとしている。どうも3週間が1つの目安のようだが,途中まで日程を言い出さない方針なのだろう。

退院が決まると,退院に向けていろいろまた後半のレクチャーが始まった。退院後はどのように食事を摂ればいいか,フットケアはどうする,風邪をひいてご飯が食べられなさそうなときはどのように服薬するといったことを看護師さんや管理栄養士さんが教えてくれた。

血糖値の測定は退院後も続けるのかと思ったが,どうもこの血糖自己測定の機器類はインスリン注射の人でないと保険診療扱いにならないらしい。これ以降は1ヶ月に1度の検査におけるヘモグロビンA1c(HbA1c)という値と体重ぐらいしかわからなくなるので,せっかく自己測定にも慣れたのに少しもったいない気がした。

3週間にわたって,ケアを続けてくれた医師と看護師のみなさんには感謝しかない。毎日数回「変わりはありませんか」と聞かれるだけで,うつ病の方も多少楽になったのだと思っている。

退院に際しては,元々通っていたクリニックに対して,報告書(逆紹介状)が2通(内科と精神科)手渡された。これをもっていくことで地域のクリニックと大病院とが機能分化しつつ連携できるということらしい。

終わってしまえばあっけないが,このようにして長く短い3週間は終わりを迎えたのであった。

次:「糖尿病の食事例(1600kcal)(教育入院その10)

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