プロフェッショナル達の働き方のこと(教育入院その7)

4床室に耐えきれず個室へ(教育入院その6)」の続きです。療養記の目次はこちらから。

土日の患者は暇だ。平日もまあまあ暇なのだが,土日は血糖測定と検温,食事があるだけで,何もイベントがない。そこに加えて鬱なのである。鬱にも程度はいろいろあるのだけど,今の僕は間の悪いことに,出歩ける元気はあるけれど,新しいことを始める気力はないぐらいに鬱なのである。そして当然入院中なので外に出歩くことはできない。実家に電話をかけようにも話題がない。外出届を出せば出られるらしかったが,そんな手続きごとを増やす気力もなかった。

水曜日に入院だったので,初の土日が4日目・5日目だった。そこで,土日の看護師さん達の勤務態勢が夜間並に人数が減ることを知る。そりゃ看護師さんたちだって休まないとねえと思うと同時に,確かこの時は眼底検査待ちで,運動も週明けまで待たないといけないのかあという気分だった。

1日の中でも看護師さんたちは3交代で,朝から17時まで,17時から深夜まで,深夜から朝までという交代制らしい。夜勤の担当に若干偏りを感じたので,それぞれの事情がいろいろあるのだろうなと思った。

医師の先生達は土曜の午前に1人で回診する体制なのかなと思ったら,週によっては土曜の午後にも来てくれる時もあるし,日曜に私服に白衣で来てくれた時もあった。

要するに土日や夜間は,患者の現状を維持することが最優先の体制なのだなという理解をしたあたりで,昔元看護師の人から聴かされた話を思い出した。確か親が某新宗教の小児患者に,親から同意が得られない中どうやって輸血をするかということで,夜中にこっそりやったという話だった。その時に,基本的に病院の処置というのは救急でも無い限り必ず昼間にやる,何かあったときに対応できる体制の元でやるのであって,夜間に何かをやるというのはとても特例的な措置なのだという話だった。

いろいろと思いを巡らす時間だけはあるので,ここら辺りで,自分自身の直面しているトリレンマについて真剣に考える時間になった。この話はまた次回。

続き:鬱と糖尿と仕事のトリレンマ(教育入院その8)

タイトルとURLをコピーしました