うつ病の診断基準についての勉強メモ

※うつ病患者による勉強のためのメモです。御自身の判断については医療機関にご相談ください。

こんにちは,とど(@tsundenai)です。

うつ病とはもう10数年の付き合いになるのだけど,あまりうつ病について勉強する気になれませんでした。勉強したところで治るものではないという諦めの気持ちが強かったからなのですけど,最近うつ病を職場にカミングアウトしたことで健常な人とうつ病についてコミュニケーションする必要がでてきましたので,勉強することにしました。経緯については下記の記事に詳しく書きました。

うつ病を語る語彙が足らない
こんにちは,とど(@tsundenai)です。 数年間うつ病のことを主治医以外にはろくに話してこなかったのですが,職場にカミングアウトしたことにより,ある程度病気についてのコミュニケーションに備える必要がでてきました。 ところがあれです,ほらあれなんです。うつ病を語るための語彙がないんです。今回はその話を。 慢性化したうつ病は伝えづらい 週に1回の主治医への報告でも 調子...

まずはうつ病の診断基準について。日本うつ病学会治療ガイドラインの「日本うつ病学会治療ガイドライン Ⅱ.大うつ病性障害」(最新版:2016年7月31日) 」を読みました。このガイドラインはDSM-5に則っているらしいです。

9つの診断基準というのがDSM-5に載っているらしいのですが,インターネット上にどこか引用されていないかなと思って見ていたらwikipediaにそれらしい記述をみつけました。

  1. 抑うつ気分
    • 患者は抑うつを訴えたり、周囲から見て抑うつ状態にある[84]。ほとんど1日中、ほとんど毎日である[85]
  2. 興味・喜びの喪失
    • 最近のほぼ全ての活動において、興味や喜びを喪失している(患者本人や周囲の訴えによる) [84]。ほとんど1日中、ほとんど毎日の著しい減退である[85]
  3. 食事や体重の変化
    • 食事制限を行っていないにもかかわらず体重が著しく増減する(月に5%以上程度)、または最近の食欲が著しく増大または減衰している。ほとんど毎日である[85]
  4. 睡眠
  5. 活動状態
    • 周囲から見て、患者の最近の活動状態には不安を感じたり、のろくなったように思われる[84]。ほとんど毎日[85]
  6. 疲労感
    • 最近、著しく疲労感を感じる[84]。ほとんど毎日[85]
  7. 罪悪感
    • 最近、患者は根拠のない心配や不適切な罪悪感を感じており、それらは単に抑うつであって、非現実的である[84]。ほとんど毎日[85]
    • 「どうせ自分なんか価値の無い存在だ」と考えるようになるなど、自尊心が低下する。
  8. 集中力
    • 患者本人や周囲の人によれば、最近の日常活動において意思決定がおっくうであり、集中力を欠いている[84]。ほとんど毎日[85]
  9. 自殺念慮・希死念慮
    • 患者は、希死念慮(死への恐れとは異なる)、自殺(もしくは自殺計画)、自殺未遂を訴えている[84]

— DSM-IV-TR §大うつ病エピソード

うつ病. (2018, November 13). In Wikipedia. Retrieved 07:21, November 13, 2018, from https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85&oldid=70612406

便宜上僕の方で1~9までナンバリングを行いました。

うつ病は,

9つの診断基準項目のうち,5項目以上があてはまり,対人関係や職業その他の重要な領域での障害をきたしていることによって診断される

日本うつ病学会治療ガイドライン Ⅱ.大うつ病性障害」(2016年7月31日版) 」p.10

となっています。

僕はもう服薬治療中ですが,最大容量のSNRIに非定型抗精神病薬を併用している2019年1月現在であっても,

  • (2)興味・喜びの喪失
  • (4)睡眠
  • (5)活動状態
  • (6)疲労感
  • (8)集中力

の5項目が該当することがわかりました。逆に他人とのコミュニケーションでは該当しない項目も重要で,

  • (1)抑うつ気分
  • (7)罪悪感
  • (9)自殺念慮・希死念慮

の3つが服薬を続ける限りにおいては該当しないことは積極的に伝えておかないと誤解を招くということもわかりました。どちらかというと1,7,9という僕の該当しない項目の方が,健常者の想定するところの”うつ病”に近いのではないでしょうか。そう,僕はうつ病だけど抑うつ感がないうつ病患者という,なかなか伝えにくい病態なのです。

ちなみに,(3)の食事や体重の変化についても,現在糖尿病の食事療法で治療中なので該当しません(食欲は普通にあり,我慢してダイエットしている状態)。

DSM-5の他に,もうひとつISD-10という国際分類もあるようだけど,ひとまず自分に必要な情報は得られたので,診断基準についてはこの辺にしておきたいと思います。

自己診断したい場合には,厚生労働省のウェブサイト(ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 福祉・介護 > 障害者福祉 > 心の健康)上に「簡易抑うつ症状尺度(QIDS -J)」という簡易チェックシートと解説が掲載されています。

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