うつ病について勉強したいときにおすすめ本2冊と避けるべき本

こんにちは,とど(@tsundenai)です。

今回はうつ病について勉強したいときにおすすめな本を2冊紹介したいと思います。基準ですか?ザ・権威主義です。

いっぱいあってよくわからないので,著者のプロフィールをいろいろと見比べて,ちゃんとしてそうな先生をお二人選びました。お二人とも日本うつ病学会の気分障害の治療ガイドラインの作成委員会のメンバーでいらっしゃるので,専門家からの評価も高い先生であると推察されます。

また,出版社の格も高いです。それぞれ,筑摩選書,講談社現代新書というちゃんとしたシリーズから出ているのも高ポイントです(実績の無い人だと書かせてもらえません)。

ということで権威主義で選んだうつ病勉強本ご紹介しましょう。まずは1冊目。

加藤忠史(2014)『うつ病治療の基礎知識』筑摩選書。

略歴は以下の通りです。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
加藤忠史
1963年東京都出身。1988年東京大学医学部卒業。滋賀医科大学精神医学講座助手、東京大学医学部精神神経科助手、同講師を経て、現職、独立行政法人理化学研究所主任研究員、脳科学総合研究センター精神疾患動態研究チームシニア・チームリーダー。医師、博士(医学)。専門は双極性障害の神経生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

もう一冊。野村総一郎(2017)『新版 うつ病をなおす』講談社現代新書。

略歴は以下の通りです。

野村 総一郎
1949年広島県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。1985年テキサス大学医学部、メイヨ医科大学留学。藤田保健衛生大学精神科助教授、立川共済病院神経科部長、防衛医科大学校精神科教授、防衛医科大学校病院院長などを経て、2015年より一般社団法人日本うつ病センター(JDC)六番町メンタルクリニック所長。著書に『うつ病をなおす』、『双極性障害(躁うつ病)のことがよくわかる本』(以上、講談社)、『人生案内 心の悩み 心の不調に答えます』(日本評論社)など多数。

野村総一郎先生は専門書から啓蒙書まで著書多数です。とりあえず薄くて安くて網羅的に書いてある新書を挙げましたが,いろいろあるので検索してみてください。

どちらの本もうつ病とはどんな病気なのか,どう診断するのか,似ている病気は何か,治療法にはどういう方法があるか,といったことが書かれています。どちらか一冊おすすめするなら,最初に挙げた加藤先生の本には最後に「良い主治医の見つけ方」という章があって,現実味のあることが書いてあって良いなと思いました。

どちらも「うつ病について勉強したい」時に読む本です。楽しい本ではない。もう少し何か読書としての楽しみを求めつつということであれば,下の記事も参考にしてみてください。

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逆に,医師の先生が書かれた本でも避けるべき本があります。端的に言って「薬に頼らない」と書いている本は避けた方が無難だと思います。特にすでに投薬を始めている方は勝手な断薬・減薬はダメゼッタイです。

生活療法(養生法)・薬物療法・精神療法のバランスが取れた本をまず1冊目に読んで,それからここの治療法について詳しく勉強するというのが良いと思います。上に挙げた2冊は良いイントロになっていると思います。複数冊読むこと前提のイントロとしては2冊目に挙げた野村先生の本の方が良いかもしれません。

精神療法については僕も自己流ながら選び方のフローチャートを作ってみましたので,良ければご笑覧ください。

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